武市 賢太郎ブログ　｜　小田原(鴨宮)の美容室 サティラヘアー［Satila hair］ オフィシャルサイト

ここ最近、一気に広まってきているこの言葉。

これからの時代生きる僕達のキーワードかな、と。

シンギュラリティっていうのは端的に言えば以下です。

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具体的には2045年頃が目安だとか。進化のスピードはすごいですよね。

様々な職業が自動化したり、AIに変わると予想されるなか、美容師はどうなっていくのか？？

って、今後何かと議論になりそう。

僕が導き出したとりあえずの答えは、美容師の仕事をビジネス主導ではなく「文化に回帰させていく」という事。それで、ほとんどの問題は解決するんじゃなかろうか。

端的に、視座を変えるっていうことです。

“ビジネス”という視座で美容師の仕事を考えた時、必然的に「効率」や「生産性」が優先的に求められるけど、効率や生産性で物事を評価するなら、人間でなくとも人口知能やポストヒューマンで良いのではないだろうか。ゆくゆくは、美容師さえも代替え可能なものになってしまう可能性だって無いとは言い切れない。

文化活動であれば、そこに「効率」の入り込む余地はありません。

ハイカルチャーである茶道を例に取ると、どう考えても非効率的にお茶を立てたり、掛け軸を愛でたり、お茶菓子を食べたりしています。一見無駄ですよね。「守・破・離」で技術習得して、茶道を通して精神を錬磨し、日常生活までも「禅」の精神で洗練させていく。そして、そのことに芸術性を見出している。とても非効率的だが、そのプロセスにこそ価値がある。

茶道はものすごく東洋的ですが、西洋でも同じように「文化」「カルチャー」と呼ばれるものに、効率や生産性などを優先させるものはありません。

美容師の仕事って、ファッション文化とも言えるし、美的観点からは「芸術文化」とも言える、技術継承という視点からは、「伝統文化」とも言える。

茶道や花道などの日本的ハイカルチャーにも通じるところがあります。

だから、アプローチ次第で、結構変わるものだと思うんだけどな・・・。「文化」としてさらに洗練させていき、世の中にそういったアプローチを浸透させることができたら、シンギュラリティ時代でも美容師の「価値」は保たれ、いや、むしろ高まっていくのではないかと思うんです。