武市賢太郎ブログ
昨日は父の命日でした。
父が死んだのは僕が20歳の時で父が50歳の時だから、生きていたら68歳になっているはずです。
もし父が生きていたら、いったいどんな事を語り合い、どんな関係性を築いていたのだろう…。
そんなことを考えながら、仕事帰りに父が嗜好していたタバコとビールを買い、仏壇にお供えし、遺影に向かって話しかけたりしていました。(もちろん独り言に近い感じですが)
僕の父は典型的な昭和な人間でした。高圧的で説教癖があって、何にでも介入してきて、さらに母にもキツく当たるようなところがあって…。僕は子供の頃そんな父のことがとても恐くて、正直なところ嫌で嫌で仕方がありませんでした。父が仕事から帰ってくることが毎日恐かった。子供時代の親子関係をそんな風にしか思えなかった事は、僕にとってとても悲しいことでした。
だけど最近になって思うのは、父との関係がそんなんだったからこそ、これまで父権的だと思うものが根本的に嫌いで、だからこそ、組織というものから独立してお店を出す事になっただろうし、良くも悪くも 反骨精神みたいなものが培われ、実社会でなんとか今までやってこれたのかもしれないな、と。
9月は僕にとって、父親の死と向き合う事から始まり、必然的に内省的になっていく季節なのかもしれません。
今月も頑張ります(^^)