武市賢太郎ブログ
だいたい月一でやっている撮影会。今回は、石井、加藤、赤木、和泉の合計5人で参加しました。
前回からMyカメラでヘアスタイルの撮影を始めた事を皮切りに、石井もカメラをはじめ、他のみんなも撮影に興味を持ちはじめたみたいです。
初めて撮影会に参加する和泉も、好奇心に目を輝かせていました。
美容師にとってのこうした作品取りは、日々お客様に提供しているヘアスタイルを第三者の目から見る事にもなるので、とてもスキルアップにつながります。
カメラマンさんにお手本を見せて貰い…。
その後自らも撮影。
とても充実した1日でした。
今回の僕の作品。
ビフォーアフターを
そして撮影について思うこと。
一昔前は可愛いヘアスタイルを撮影し、それをそれなりにプロモーションすることが、お客様の来店につながっていたけれど、今は情報が溢れすぎて、ひとつひとつの作品の商業的価値が急落してきました。どれだけ美容師が一所懸命作品造りをしたとしても、一瞬で消費されて終わりです。来客につながる事もほとんどない。
じゃ、何のための撮影か?僕なりのとりあえずの帰結は以下です。
定期的な撮影会は美容師としての「アップデート」の機会だと捉えています。
・モデルさんにどのようなヘアスタイルが似合うのか思考する。
・写真の構図やバランスを思考する。
・衣装やメイクとのバランスを思考する。
・写真にした時(2次元)にどう見えるのか思考する。
それらの思考のプロセスをくぐり抜けることで、美容師としての自分が更新され、日々お客様に提供するヘアスタイルにも新鮮さが保たれる。定期的に研ぐことで切れ味が保たれるハサミと同じように、定期的な撮影が日々のサロンワークでのスタイル造りをより研ぎ澄まされたものにしてくれます。
中古美容師にならないように、常に学び、更新していく姿勢を失わないようにしたいな、と感じました。
そして、そのような姿勢が保たれるには、純粋な「好奇心」が必要だと思います。その好奇心というものが、どこからもたらされるものなのかはわからないけれど、好奇心を失ったら人間は漫然とした日々を過ごすしかないのだと感じます。
今度、好奇心というものがどこからもたらされるものなのかについて、少し考えてみよう…。
もうひとつの作品。
振り幅凄いです。
いい作品が撮れました(^^)