武市賢太郎ブログ
12月30日で今年の営業が終了いたしました。
今年もたくさんのお客様とのご縁をいただき、充実した1年を過ごすことができました。
キツいことも随分ありましたが、皆さまに助けられ、支えられ、なんとか生き延びることができました。
思い起こせば、傷心で始まった2015年。冴えない春を迎え、5月6月にはヘルニアにより美容師を離脱。そして売れっ子スタイリストの退職。
2015年の前半は、まるで雨降りの黒々した夜に、ろうそく一本持って箱根の山道を歩いて登っているような心境でした。
そして、7月に小田原店の移転を決意。少しずつ美容師に復帰でき、8月以降本格的に移転に向けて準備。11月12日、小田原店の移転オープン。
現在はまだ山道ではあるけれど、雨は止み、少しずつ夜明けが近づいてきているような感覚があります。
今年は心身ともに痛みや苦しみを感じることが多かったけれど、お陰で多くの教訓があり、物事について深く考えることができた年でもありました。
人生においての痛みや苦しみというのは、本当は雨みたいなもので、自然の循環のひとつなんじゃないかと、僕は思います。雨があるから木々が芽吹き、川が流れ、海が満たされるように、人生においても、痛みや苦しみがあるから、成長があり、変化があり、満たされる瞬間があるのだと思います。摂理と言ってもいいかもしれません。
それを甘受し、滋養として生きていくのはとても難しいことだけど、そのように捉えることで、僕はこれからも前進できるのではないかと思います。
最後に、今年もたくさんの出会いがあり、いくつかの別れがありました。悲喜交々ありましたが、やはり大好きな美容師の仕事を通じて出会う人々は、僕の中で一番大切にしたいご縁です。
お客様、スタッフ、僕をを取り囲む全ての人達に感謝して、一年を締めくくりたいと思います。
今年も1年ありがとうございました。
写真は忘年会の時のもの
サティラヘアー
武市賢太郎