武市賢太郎ブログ
移転も無事に終わりました。
オープン当日までなかなか片付かなかったけれど、普段以上に皆で協力できた事がすごく良かった思います。
僕自身は、新しいお店で心機一転頑張ろう、と思っていた翌日から風邪をひいて寝込んでました。
我ながら情けない。
その移転の際、棚の整理していたら20代の頃の手帳が出てきました。そこには過去の様々なスケジュールや、ちょっとした思いなどがメモされていて、見返すと恥ずかしくもありましたが、「この頃は頑張ってたなぁ」と感慨深いものもありました。
サティラヘアーのオープン当時の手帳には、自分自身を鼓舞するための心の支えとなるような言葉がいくつかメモされていて、見返すうちにあらためて気持ちが引き締まりました。
その手帳の一番最初に書かれてたのが、「ニーバーの祈り」です。
僕はこの「ニーバーの祈り」の言葉が何故か昔からとても好きなんです。
「変えることのできるものについて
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを
識別する知恵を与えたまえ。」
積極的なのにとても謙虚。他力本願的なのに寄っ掛かりすぎていない。
この言葉から感じ取れるそのようなニュアンスが僕にはとてもしっくりきて、人生の様々の場面で安らぎを与えてくれました。とても多義的で深遠な言葉だと思います。
自己啓発的なものは胡散臭いものが多くて嫌いだけど、この言葉には胡散臭さが感じられません。
改めて自身の座右の銘に位置づけて、頑張っていきたいと思います。
武市賢太郎